スモールステップ

7/7日曜日東北沢OTOOTOでコントラバスの菊地さんと演奏させて頂きます。
菊地さんの作曲作品"viola and cotrabass”と即興演奏をやります。
この菊地さんの曲の練習に目下絶賛鋭意取り組み中。
これが激ムズ、というか、私のめちゃくちゃ苦手な要素が、これでもかこれでもかとテンコ盛りで。
譜面を最初見た時、冷や汗がぶわっと出ました。比喩でなく。ヤバイこれできないかも…とも。
ともあれ練習してくうちに、あ、できるかも、と光が差してきて、今は練習自体にハマってきた。
ウン十年も避け続けて来た事やトラウマ級に苦手な事に、改めて今向き合っている。そして自分には才能がないから無理、と思ってた事に、ほんの少し前進が見られる。
この歳になっても少しずつでも上達する事がある。それを実感するのが堪らなく嬉しい。
曲は美しくて静かでスリリング。
この曲の良さを余す所なく伝えられますように…!
実験音楽曲

久しぶりに実験音楽曲を作った。
耳を痛めて音を自由に出せなくなってから、何となくあった構想を今回まとめてみた。
アイデアが浮かんだ時は、コレはいける、と思ったのだけど実際詳細を煮詰めて形にしようとすると難しい。色々手を加えると段々と本来の趣旨とずれてくるし、あまりにふんわり設定だとコンセプトの表現に至らない。
こういう事ってどんなモノ作りの場合も共通してあるなぁ、と改めて実感しきり。
今回の曲は音量コントロールがテーマ。
音楽の三要素はメロディー、和音、リズム、なんて言われて、基礎的な訓練として音階練習やコード練習、リズム練習はあるのに音量練習ってあまり聞いた事がない。
もちろん自主的にやっている人はいくらでもいるだろうし、打楽器系の練習だとちゃんとやってるかもしれない。
ただ少なくとも、私がやってきたクラシックでは音量のみの練習は無かったし、ロックをやっていた時もどのバンドでも音量コントロールへの意識はあまり高くなかった。もちろん自分も含め。
音量表現のみで音楽は成立するか。
即興音楽を愛するものとして、そんなの成立して当たり前という感覚はあるけど、一度曲という形にしてみたいと思った。(何をもって音楽とするかという議論もあるが、今はさておく)
果たして結果は一体…
今回の曲は練習曲の側面もある。
苦手分野克服のための練習曲である。
なので、正直とても難しい。
演奏の機会をいただき、この実験に付き合って下さる全ての方に深く感謝を捧げます。
私の曲は20分くらい。
そしてTomさんの曲をやります。
意識を拡張し環境と融合していくような、静謐な作品。
以前野外で同じメンバーで演奏したのだけど、明日は静かな室内での演奏。今度はどのような世界になるかとても楽しみ。
ガンバ

現在地
経緯
耳を痛めたのは2021年1月、高田馬場のスタジオ。
サポートで入った古くからの友人バンドの練習の時。
空間を埋め尽くすような轟音の中、クリック(メトロノーム音)と自分の音をマイクで拾って自分のイヤホンに返して弾いた。位置を見失わないようにするためと自分の音を聴くため。
実質演奏時間は一時間半程度だと思うが練習後は聴覚がホワイトアウト、そして徐々に耳鳴りが出て大きくなっていった。
耳鼻科に行って出された診断は騒音性難聴、または音響外傷。
その耳鳴りはそのまま今もずっと続いている。
何をおいてもどこでもいいからすぐに病院に行き治療を始めるべきだったのだ。
なのに、よくある事だしそのうち収まるだろう、とたかをくくっていた。
しばらくしてこれはマズイぞ思ったが、今日は忙しいし明日は病院が休み、明後日も予定が…などといっている間に発症から1週間経ってしまった。
それでは遅過ぎた。
耳の不調を感じたら発症から48時間以内に治療を始める事。
これが予後に大きく影響するそうだ。
今でも耳の不調が治らない原因が全て初動の遅れかどうかはわからないけど、鉄は早いうちに打て、ピザは熱いうちに食え。
何事も早めの対処が吉。わかっちゃいるけどね。
さて早めに済ませるといいのはライブのお知らせも同じ。

来週11/23(祝水)、越生の山猫軒の演奏会で弾きます。
故 齋藤徹さんの曲をやります。
美しい曲や沁みる曲、カッコいい曲など、本当に良い曲ばかり。弾いていて本当に楽しい。実はちょっと耳への負担は大きいのだけど、練習している時間がこんなに幸せなのも初めて。曲の解釈を巡って意見を出しあい作り上げるのも楽しく、本場当日が来なければいいのに、この時間がずっと続けばいいのに、と思う。
あと9日で来てしまうけれど。
本番が一番幸せな瞬間になりますように…。
試運転

久しぶりに人前で音を出す事になった。
耳を痛めて演奏を休止してから一年半。意外と短い。気分的には三年くらい引きこもっていたような気分だけど。
一年半経ち耳が治ったのかというと、そうでもない。
うっすら良くなっているのかな?という気がしないでもないが、むしろそうでも思わないとやってられないのが実際のところで、結局よくわからない。体調や日々の忙しさ、睡眠、ストレスの度合いなどによって耳の状態が変わるから。
じゃあ何で今回演奏する事にしたのかというと、一番の理由は多分、症状に対する慣れ。
そして、音楽いいな、バイオリンが弾きたいな、と休んでみて改めてシンプルに思ったから。
そして再開するにあたって、耳のこと、音のこと、音楽のこと。他愛もないあれこればかりだけど、備忘録兼ねて書き留めておこうと思ったので、永き眠りについていたこのオワコンなブログをたたき起こし、動かす事にした。
(なんだかSNSは性に合わないのでね、
これもいつまたストップするかわからないけど。)
明日のライブは、演奏再開というよりは試運転といったところだけれど、今やれることを、やれるだけやる。
活動休止の最後の演奏もギターの柳沢さん率いるグループだった。今回その柳沢さんからお誘いが来た時、初めは迷ったけどこういう偶然はトライするべしという事かなと思った。
不安も楽しみも同じくらい。
でも今は感謝が一番大きい。