経緯
耳を痛めたのは2021年1月、高田馬場のスタジオ。
サポートで入った古くからの友人バンドの練習の時。
空間を埋め尽くすような轟音の中、クリック(メトロノーム音)と自分の音をマイクで拾って自分のイヤホンに返して弾いた。位置を見失わないようにするためと自分の音を聴くため。
実質演奏時間は一時間半程度だと思うが練習後は聴覚がホワイトアウト、そして徐々に耳鳴りが出て大きくなっていった。
耳鼻科に行って出された診断は騒音性難聴、または音響外傷。
その耳鳴りはそのまま今もずっと続いている。
何をおいてもどこでもいいからすぐに病院に行き治療を始めるべきだったのだ。
なのに、よくある事だしそのうち収まるだろう、とたかをくくっていた。
しばらくしてこれはマズイぞ思ったが、今日は忙しいし明日は病院が休み、明後日も予定が…などといっている間に発症から1週間経ってしまった。
それでは遅過ぎた。
耳の不調を感じたら発症から48時間以内に治療を始める事。
これが予後に大きく影響するそうだ。
今でも耳の不調が治らない原因が全て初動の遅れかどうかはわからないけど、鉄は早いうちに打て、ピザは熱いうちに食え。
何事も早めの対処が吉。わかっちゃいるけどね。
さて早めに済ませるといいのはライブのお知らせも同じ。
来週11/23(祝水)、越生の山猫軒の演奏会で弾きます。
故 齋藤徹さんの曲をやります。
美しい曲や沁みる曲、カッコいい曲など、本当に良い曲ばかり。弾いていて本当に楽しい。実はちょっと耳への負担は大きいのだけど、練習している時間がこんなに幸せなのも初めて。曲の解釈を巡って意見を出しあい作り上げるのも楽しく、本場当日が来なければいいのに、この時間がずっと続けばいいのに、と思う。
あと9日で来てしまうけれど。
本番が一番幸せな瞬間になりますように…。